2024年の映画、『夜明けのすべて』を見た。PMSに悩む藤沢とパニック障害に悩む山添。生きづらさを抱えた2人の物語だ。
上白石萌音さん演じる藤沢美紗のPMSに苦しむ様子が非常に胸に来た。PMSは最近はもう名前も浸透してきている気がするが、まだまだ男女問わず理解を得られないことも多い。PMS自体にやりきれなさを覚える藤沢美紗のどうしようもないといった表情に切なくなった。
私もPMSについては少ししか知らない。だけど、知らなくても知ろうとすることはできる。そういう症状があるんだと理解することはできる。支えることができる。私はただの人間だけど、そうやって、歩み寄ることはできるはずだ、と改めて思う映画になった。