この記事は、『ブルーピリオド』18巻のネタバレを含みます。
2人展を終えた八虎。2人展を終えたことで、強まる作家への憧れ。そして、再会。
今回の巻は、高校時代の美術部メンバーが出てきて、何か懐かしい気持ちになりました。なんといっても森先輩の存在が大きい。久々の森先輩に胸が熱くなりました。それと同じくらい、八虎が森先輩に緊張しているのも伝わってきて、この『ブルーピリオド』において、最初の森先輩の絵ってそれだけ強い作品だったんだなって。私、あの絵好きなんですよ。祈りをテーマに描いているっていうのが私の中で響いていて。女神や天使といったモチーフが素敵だなあっていつも思うんです。
そんな森先輩。八虎にとって神的存在の森先輩。
でも、ああ、そうか。森先輩はそういう選択をしたんだなって。
前半で作家に対する八虎の思いが描かれていた分、現実に引き戻された気分でした。ああ、でもこれがリアルなんだろうな。そうだよね、皆が皆、作家になるわけじゃないものね。
グループ展で森先輩がどういう展示をするのか。私は次巻が楽しみです。