『金田一37歳の事件簿』、最終巻まで読めたのだが、この最終巻のある点について語りたい人、たくさんいるんじゃないだろうか。以下、ぼかしはするが、完全なネタバレになるので注意。
「首なしスキーヤー事件」の時に明らかになったアレスという人物。強力な催眠術を使うらしい。この情報だけで、まず私の頭には、もうあの人が浮かんでいた。催眠術といったらあの人しか出てこない。そんな私の考えなどお見通しだったかのようにこの18巻で出てきたあの人。正直、あの人の登場が熱すぎて、私は読みながらぎゃっと言ってしまった。描かれ方もあの頃のまま……私は懐かしくて仕方なかった。それに、昔読んでいた時から、高遠に似た人物だなと思っていたから、この登場は嬉しい。熱い。
『金田一パパの事件簿』もスタートした。高遠との闘いがどうなるのか、今回登場したあの人、ことアレスがどういう暗躍を見せるのか、私は今から楽しみである。